『斉、宋を攻む。宋、臧子を.』
訓み下し文

 斉、宋を攻む。宋、臧子をして救ひを荊に索(もと)めしむ。荊王大いに説(よろこ)び、救ひを許し甚だ勧(はげ)ます。臧子憂へて反る。其の御曰く、救ひを索めて得るに、憂色有るは何ぞや。臧子曰く、宋は小にして斉は大、夫(そ)れ小宋を救うて大斉に悪(くる)しむ、此(こ)れ王の憂ふる所なれども、荊王説ぶこと甚だし、必ず以て我を堅(こは)くす、我堅くして斉敝(つか)るること、荊の利なり。臧子乃ち帰る。斉王果たして宋の五城を抜けども、荊王至らず。

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