『魏文侯道を趙に借り.』
訓み下し文

 魏の文侯、道を趙に借り中山を攻む。趙侯将に許さざらんとす。趙利曰く、過たん、魏、中山を攻むとも、取ること能はずんば、則ち魏必ず罷(つか)れん、罷れば則ち趙重からん、魏、中山を抜くとも、必ず趙を越す能はずして中山を有(たも)つなり、是れ兵を用ふる者は魏なるも、而も地を得る者は趙なり、君許すに如かず、之を許すこと大いに勧めんも、彼将に趙の之を利とするを知るや必ず輟(や)めんとす、君、之に道を借(か)すも、而も之に已むを得ざるを示すに如かず。

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