『楽羊魏将と為り.』
訓み下し文

 楽羊、魏の将と為りて中山を攻む。其れの子、中山に在り。中山の君、其れの子を烹(に)て之を羹(あつもの)に遺す。楽羊、幕下に坐して之を啜(すす)り、一杯を尽す。文侯、睹師賛に謂つて曰く、楽羊、我を以て國の外へ之き、其れの子の肉を食ふ。賛対へて曰く、其れ子の肉すら尚ほ食す、誰食せざる。楽羊既に中山を罷(や)む。文侯、其の功を賞するも、而も其れの心を疑へり。

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