『さまよえる将軍楽羊』
現代日本語訳

文侯map2

 楽羊が魏の大将として中山国へ攻めかかった。中山には彼の子がいた。中山国の君主が彼の子を釜茹でに処し、それを煮込み汁にして父の陣営にも送りつけた。楽羊はお椀を手元に引き取ると無言で陣舎に坐ってすすり、飲み干した。魏の文侯はその報を受けると興奮気味に睹師賛にも告げた、「楽羊が我が国のためによその国でその子の肉を食った」睹師賛のほうは白々しい顔をしていた、「彼は子の肉でさえ召し上がった、もう誰であれば召されないのですかね」楽羊が中山から戻ると、文侯はその功労を褒賞しながらも、彼の二心を警戒した。

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