『荘子』雑篇徐無鬼篇.6
莊子送葬 訓み下し文

 «徐無鬼篇 6 - 訓読»
 荘子、葬(さう)を送り恵子の墓に過(す)ぎ、顧(かへり)み、従者に謂ひて曰く、郢人(エイひと)、其の鼻端(びたん)に堊慢(あまん)すること蠅翼(ようよく)の若(ごと)くせり、匠石(しやうセキ)をして之を斲(けづ)らしむ、匠石斤(きん)を運(めぐ)らすこと風を成せり、聴きて之を斲り、堊(あく)を尽くせども鼻傷つかず、郢人立つまま容(かほいろ)を失はず、宋の元君之を聞き、匠石を召して曰く、嘗試(こころ)みに寡人を為(もち)ひ之を為せ、匠石曰く、臣則ち嘗て能く之を斲れり、然りと雖も、臣の質(たち)死ぬること久し、夫子の死せし自(よ)り、吾れ以て質(たち)を為(な)すこと無し、吾れ与(とも)に之を言ふ無し。

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