『ここで泣け』
訓み下し文

 魏の恵王、境内の衆を起こし、太子申を将として斉を攻む。客(かく)、公子理の傅に謂ひて曰く、何ぞ公子をして王太后に泣(なみだ)させて太子の行(かう)を止(と)めさせざる、事成らば則ち徳を樹(た)て、成らずば則ち王と為るのみ、太子年少(わか)く、兵に習(しふ)せず、田盼は宿将なり、而して孫子は善く兵を用ふ、戦ひ必ずしも過ぎず、勝(た)へざれば必ず禽(とりこ)たり、公子、之を王に争し、王、公子に聴くも、公子封(と)ざされざるに、公子に聴かざれば、太子必ず敗れん、敗るれば公子必ず立たん、立たば必ず王と為るなり。

inserted by FC2 system